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プロジェクト管理にOSSを活用!おすすめ6選を紹介
プロジェクト管理にOSSを活用!おすすめ6選を紹介
プロジェクト管理を効率的に行うには、ツールを効果的に活用することがおすすめです。ただ、自社業務独自のルールがあり、一般のツールではうまくプロジェクト管理を行えないケースもあるかもしれません。その場合活用を検討したいのが、プロジェクト管理のOSSです。OSSを活用することで、柔軟にツールをカスタマイズできるため、自社業務に最適なツールを作成できます。

そこで今回は、プロジェクト管理にOSSを用いるメリットに加え、おすすめのOSSと選び方を解説します。

【目次】

プロジェクト管理ツールのチェックリスト【決定版】 ~導入を失敗しないための必須10項目~

  • プロジェクト管理ツール導入検討の必須ポイント
  • 機能や操作性など5つの視点・10項目で確認
  • 専門家が作成した網羅性の高いチェック項目
  • ツール選定時の比較項目としても利用可能

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プロジェクト管理にOSSを用いるメリット

プロジェクト管理にOSSを用いるメリット

OSSは、ソースコードが公開されているソフトウェアです。これにより、誰もが無償提供できる上、改良・再配布も可能になります。また、バグの修正や機能追加が世界中の有志により行われている事例も珍しくありません。ここでは、プロジェクト管理にOSSを用いるメリットを以下の3点から解説します。

  • コストを削減できる
  • 柔軟にカスタマイズできる
  • 開発元がなくなっても使える

1つずつ見ていきましょう。

コストを削減できる

プロジェクト管理にOSSを用いるメリットの1つ目は、コストを削減できることです。

OSSは無償で使える上、ライセンス料も発生しません。もちろんコードを使えるメンバーが必須ですが、コストを削減しつつタスク管理に用いるシステムを作成したい場合に検討すべき手段と言えるでしょう。

柔軟にカスタマイズできる

プロジェクト管理にOSSを用いるメリットの2つ目は、柔軟にカスタマイズできることです。

OSSでは、既存ソースコードを元に自在に改良できます。プロジェクトごとに最適なカスタマイズを柔軟に行えるため、必要な機能を容易に付与できることがメリットです。

開発元がなくなっても使える

プロジェクト管理にOSSを用いるメリットの3つ目は、開発元がなくなっても使えることです。

OSSは誰でも二次利用できるため、システムのバグや脆弱性は世界中の技術者により監視されます。また、提供元の倒産などで利用が不可能になる心配もありません。

関連記事:オープンソースのビジネスチャットおすすめ7選を紹介!OSS活用のメリット・デメリットも解説

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点

ここでは、プロジェクト管理にOSSを用いる注意点を以下の4点から解説します。

  • ライセンスが存在する
  • ランニングコストが必要になる
  • 基本的にサポート体制はない
  • セキュリティリスクが否定できない

1つずつ見ていきましょう。

ライセンスが存在する

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点の1つ目は、ライセンスが存在することです。

OSSは無償提供ではあるものの、ライセンスは存在します。ライセンスの種類は、大別すると以下の3つです。

▼OSSのライセンス

1

GPLライセンス

要件が厳しめ

2

MPLライセンス

要件の厳しさは1と3の中間程度

3

BSDライセンス

要件がそこまで厳しくない

ランニングコストが必要になる

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点の2つ目は、ランニングコストが必要になることです。

OSS自体は無償であるものの、OSS活用に必要なシステム運用・管理にあたっては人件費やサーバー代が必要になるので、ランニングコストゼロとはいきません。また、バージョンアップやアップデートは全て自己責任である点も注意点です。

基本的にサポート体制はない

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点の3つ目は、基本的にサポート体制はないことです。

OSSは無保証が基本であるため、基本的に開発ベンダーや開発者からのサポートはないと考えましょう。OSS導入に対応したベンダーがサポートサービスを実施している場合は、それを活用することも一手かもしれません。

セキュリティリスクが否定できない

プロジェクト管理にOSSを用いる注意点の4つ目は、セキュリティリスクが否定できないことです。

OSSは無保証である以上、セキュリティリスクは否定できません。有名なOSSにおいて脆弱性が発覚した事例も実際にあるため、OSS導入時には自社のセキュリティ体制にも十分注意しましょう。

関連記事:社内SNSはオープンソースソフトでも作れる!おすすめソフトも紹介

プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイント

プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイント

ここでは、プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイントを以下の3点から解説します。

  • オンプレミスかクラウドか
  • セキュリティ対策
  • 使いやすさ

1つずつ見ていきましょう。

オンプレミスかクラウドか

プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイントの1つ目は、オンプレミスかクラウドかです。

オンプレミスは自社でサーバーやシステムを開発するもので、システム連携のカスタマイズが容易な反面、コストが多くなりがちであることに注意しなければなりません。一方クラウドは、低コストで素早く導入できる反面、カスタマイズ性にはやや劣ります。予算や自社の技術力などを考慮し、OSSを選ぶときに考慮すべきポイントの1つと言えるでしょう。

関連記事:【2024年版】プロジェクト管理ツールおすすめ16選を徹底比較!5つの確認ポイントも紹介

セキュリティ対策

プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイントの2つ目は、セキュリティ対策です。

OSSでは、有志の技術者によりセキュリティ対策がなされていることや、企業が独自に無償セキュリティツールを提供することもあります。ただ、提供元が不明なケースや更新が少ないケースでは、セキュリティ対策が不十分ではないか疑うべきでしょう。

関連記事:テレワークに潜む5つのセキュリティリスクとは?やるべき7つの対策も解説

使いやすさ

プロジェクト管理に用いるOSSの比較ポイントの3つ目は、使いやすさです。

OSSではソースコードを自由自在にカスタマイズできますが、既存システムと容易に連携でき、使いやすいものでなければ意味がありません。そうでなければ、かえって業務効率の低下につながることもあるでしょう。

また、ツールに用いる言語にも注意しましょう。海外より提供されており、日本語対応していないOSSであれば、日本人スタッフにとってはカスタマイズが難しいかもしれません。

関連記事:無料で使えるプロジェクト管理ツールおすすめ6選!導入のメリットやポイントも解説

 

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プロジェクト管理におすすめのOSS6選

ここでは、プロジェクト管理におすすめのOSSを以下の6点から紹介します。

  • Redmine
  • Odoo
  • Taiga
  • Leantime
  • Bitrix24
  • GitLab

1つずつ見ていきましょう。

Redmine

Redmine

Redmineは、フランスのJean-Philippe Lang氏が開発したプロジェクト管理OSSです。プロジェクトの全体像から詳細なタスクまで、ガントチャートやカレンダーなどで容易に可視化できます。解説ドキュメントやコミュニティも充実しているため、使い方がわからなくなっても解決できる可能性が高いでしょう。メールマガジンも用意されているので、最新情報をいち早く入手したい場合は登録してもよいかもしれません。

Redmineの特長

  1. 解説書籍も豊富
  2. クラウド版もあり
  3. OSSなので無料利用可能

詳細はこちら: https://redmine.jp/

 

Odoo

Odoo

Odooは、Odoo社が提供するビジネスアプリOSSです。eコマースや会計などさまざまな機能をワンクリックで使えるようになりますが、プロジェクト管理にも活用可能です。UIも優れており、あらゆる機能を高速で使えるためユーザーに余計なストレスを与えません。OSSには完全無料のコミュニティ版と、機能サポートなどが充実している企業版があるので、ニーズに応じて適したエディションを選びましょう。

Odooの特長

  1. デモで使い勝手を試せる
  2. 各種SNSアカウントを用意
  3. 無料プランあり

詳細はこちら: https://www.odoo.com/ja_JP

 

Taiga

Taiga

Taigaは、アジャイル開発に強みがあるプロジェクト管理OSSです。カンバンやスクラムなど、アジャイル開発に役立つ機能が充実しています。また、ダッシュボードではチームパフォーマンスや通知などを表示できるので、プロジェクトの進捗をリアルタイムで確認し、対策が必要かいち早く判断できるでしょう。外部ツールとの連携も容易なので、うまく既存ツールと連携して一層便利に使いましょう。

Taigaの特長

  1. GithubやGitLabでもログイン可能
  2. 20以上の言語で利用可能
  3. OSSなので無料利用可能

詳細はこちら: https://taiga.io/

 

Leantime

Leantime

Leantimeは、スタートアップやイノベーター向けに強みがあるプロジェクト管理OSSです。シンプルなUIでありながら、ガントチャートやカレンダーなどプロジェクト管理に必要な機能を使えます。また、構想から納品までプロジェクトすべてのプロセスを管理するために利用可能です。さらに、二段階認証やSlackなどとの連携も可能なので、安全かつ便利に使えるOSSと言えます。

Leantimeの特長

  1. 英語のお役立ちブログあり
  2. SNSアカウントあり
  3. OSSなので無料利用可能

詳細はこちら: https://leantime.io/

 

Bitrix24

Bitrix24

Bitrix24は、Bitrix社提供の業務改善ツールです。CRMやHRなど業務改善に資するさまざまな機能を有していますが、プロジェクト管理OSSとしての側面もあります。ガントチャートやカンバンなどの機能を使いこなすことで、容易にプロジェクト管理を実現できるでしょう。また、OSSなのでソースコードの編集も自由自在に行えるので、自社独自の機能を柔軟に追加できることもメリットです。

Bitrix24の特長

  1. お役立ち機能あり
  2. 多言語対応
  3. 無料プランあり

詳細はこちら: https://www.bitrix24.jp/

 

GitLab

GitLab

GitLabは、GitLab社が提供するOSSです。バージョン管理システムを中心としてアプリケーション開発が可能で、プロジェクト管理ツールも作成できます。また、アプリケーション開発の工程で、大部分を自動化可能です。また、APIも活用できるので外部ツールを用いてより豊富な機能を使えるでしょう。さらに、AIを活用することで開発作業効率全体を効率化できることもメリットです。

GitLabの特長

  1. 有名企業でも導入実績
  2. SNSアカウントあり
  3. 有料版でも30日間の無料トライアルあり

詳細はこちら: https://about.gitlab.com/ja-jp/

まとめ

まとめ

今回は、プロジェクト管理にOSSを用いるメリットに加え、おすすめのOSSと選び方を解説しました。OSSを活用することで、コストを削減しつつ柔軟にプロジェクト管理ツールをカスタマイズできます。ただ、サポート体制がうすいことやセキュリティリスクがある点には注意しましょう。

プロジェクト管理OSSは多数存在します。セキュリティ対策や使いやすさ、さらにはクラウドかオンプレミスかなどの要素を考慮し、最適なOSSを選びましょう。

 

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プロジェクト管理ツールのチェックリスト【決定版】~導入を失敗しないための必須10項目~

 

プロジェクト管理ツールの導入を検討している経営者~担当者向けに、導入時に押さえておくべき重要ポイントを解説した資料です。選定基準から導入後のサポートまで、効率的にプロジェクト管理ツールを導入するためのチェックポイントを確認できます。
自社に合ったプロジェクト管理ツールを選定したいと考えている方は必見です。

 

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CrewWorks編集部
この記事を書いた人
CrewWorks編集部
CrewWorksコラムは、ビジネスチャット、タスク管理、CRM、社内SNS、ナレッジ共有などのコミュニケーションツールに関する情報やビジネスコミュニケーションをより円滑にするための情報を発信します。
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