新型コロナウイルス感染症問題を経て、企業での働き方が大きく変わり、従来の直接的なコミュニケーションに代わってオンラインでの社内コミュニケーションの割合が増えました。
そこで今回は、社内SNSをプロジェクト管理で活用するメリットと成功のポイントについて紹介します。
【目次】
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社内SNSはプロジェクト管理に活用できるか
プロジェクト管理を円滑に進めるための方法として社内SNSの活用があります。
社内SNSを活用することでどういったメリットがあるのかを解説する前に、まずここでは社内SNSとプロジェクト管理の基本概要についておさらいをしていきます。
社内SNS
社内SNSとは、企業や組織内で利用されるソーシャル・ネットワーキング・サービスのことを指します。一般的なSNSと同様に、メッセージの投稿やコメント・いいね!などのリアクション機能を使って情報を共有し、コミュニケーションを図ることができます。
しかし、社内SNSは組織内だけで閉じた環境で運用されるため、社外の人間との情報共有や交流はできません。
社内SNSの主な目的は、従業員同士のコミュニケーションを円滑にし、情報の共有やナレッジマネジメントを効率化することです。
また、組織内のチームビルディングや従業員のモチベーション向上にも寄与します。企業や組織によっては、プロジェクト管理やタスク管理の機能を持った社内SNSを導入して、業務効率化を図ることもあります。
関連記事:社内SNSのおすすめ8選を紹介!概要から目的・メリット・デメリットまで徹底解説
プロジェクト管理
プロジェクト管理とは、特定の目標や成果物を達成するために行われる一連の活動を計画・実行・監視・制御し、最終的にプロジェクトを完了させるためのマネジメント手法です。
プロジェクト管理では、プロジェクトの目標を達成するために、時間・コスト・品質・リソースなどの制約条件を考慮しながら、効率的かつ効果的にプロジェクトを進めていくことが重要です。
また、チームのコミュニケーションや協力を促進し、問題解決能力を向上させることも重要です。効果的なプロジェクト管理は、プロジェクトの成功率を高め、組織全体の業績に寄与します。
関連記事:プロジェクト管理の手法おすすめ11選!基礎から具体的な実施方法まで徹底解説
プロジェクト管理で社内SNSを活用するメリット
ここではプロジェクト管理で社内SNSを活用するメリットとして、以下の3点から解説します。
- 社内コミュニケーションが活性化する
- ナレッジの共有・蓄積が簡単になる
- 時間と場所に捉われずにチームで仕事ができる
1つずつ見ていきましょう。
社内コミュニケーションが活性化する
プロジェクト管理で社内SNSを活用することによるメリットの1つ目は、社内コミュニケーションが活性化することです。
社内SNSを使用することで、プロジェクトメンバー同士の情報共有や意見交換が容易になり、コミュニケーションの速度や効率が向上します。
また、役職や部門を超えたコミュニケーションが可能になるため、新たなアイデアや知識の共有が促進され、問題解決や意思決定がスムーズに進むことが期待できます。
結果的に、社内コミュニケーションが活性化することでプロジェクトが進めやすくなります。
ナレッジの共有・蓄積が簡単になる
プロジェクト管理で社内SNSを活用することによるメリットの2つ目は、ナレッジの共有・蓄積が簡単になることです。
社内SNSを活用することで、プロジェクトに関連する情報や知識を一元化して共有でき、必要な情報にすぐアクセスできるようになります。
また、過去の投稿やディスカッションが検索可能であるため、重要な情報や知見が失われにくくなります。
これにより、プロジェクトメンバーが効率的に情報を取り扱い、タスクの遂行や問題解決が円滑に進むことが期待できます。
時間と場所に捉われずにチームで仕事ができる
プロジェクト管理で社内SNSを活用することによるメリットの3つ目は、時間と場所に捉われずにチームで仕事ができることです。
社内SNSはオンラインでのやり取りが主なため、メンバーは自分の都合に合わせて情報共有やコミュニケーションを行うことができます。また、リモートワークや出張などでオフィスにいないメンバーも、社内SNSを使ってプロジェクトに関わることが可能です。
これにより、プロジェクトメンバーが柔軟に働くことができ、チーム全体の生産性が向上することが期待できます。
関連記事:社内SNSのメリット・デメリット・導入と運用のためのポイントを徹底解説!
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社内SNSをプロジェクト管理で成功させる3つのポイント
社内SNSをプロジェクト管理で成功させるポイントとして、以下の3点を解説します。
- 目的を明確化し社内理解を深める
- 利用者が使いやすいサービスを選ぶ
- 運用ルールを策定し周知する
1つずつ見ていきましょう。
目的を明確化し社内理解を深める
社内SNSをプロジェクト管理で成功させるポイントの1つ目は、目的を明確化し社内理解を深めることです。
社内SNSの導入にあたり、プロジェクト管理における具体的な目的や役割を明確にし、それを従業員全員に理解してもらうことが重要です。
このために社内SNSの活用に関する研修を実施するなど、社内SNSの使い方や活用方法を共有しましょう。社内SNSの活用を進めることで、プロジェクト管理における効果を最大限に引き出すことができます。
利用者が使いやすいサービスを選ぶ
社内SNSをプロジェクト管理で成功させるポイントの2つ目は、利用者が使いやすいサービスを選ぶことです。
使いやすいインターフェースや機能を持つサービスを導入することで、プロジェクトメンバーがストレスなく情報共有やコミュニケーションを行えるようになります。また、ツールが使いやすいと、従業員の利用意欲も高まります。
ツール選定の際には、社内の要件やニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。さらに、導入後に定期的なフィードバックを収集し、利用者の意見を反映させることで、社内SNSの活用度を高めることができます。
運用ルールを策定し周知する
社内SNSをプロジェクト管理で成功させるポイントの3つ目は、運用ルールを策定し周知することです。
適切なコミュニケーションが行われるよう、社内SNSの利用に関するルールやマナーを明確にし、全従業員に周知することが重要です。
どの機能やチャンネルをどのように使うのかといったことを定義しておくことで、従業員が社内SNSに投稿をしやすくなります。
運用ルールを策定し周知することで、情報の過不足や誤解が生じにくくなり、円滑なコミュニケーションが可能になります。
関連記事:社内SNSを定着させるために何をすべき?コツやステップを徹底解説!
まとめ
今回は、社内SNSをプロジェクト管理に活用するメリットと成功のポイントについて解説しました。
働き方が大きく変化する中で、社内コミュニケーションのあり方も変化しています。社内SNSをプロジェクト管理で活用することで、昨今のビジネス環境の変化にあわせることができます。プロジェクト管理を進める上で、社内SNSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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