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ビジネスチャットのセキュリティ対策とは?リスクや安全なツールの選び方・おすすめツールも紹介

ビジネスチャットのセキュリティ対策とは?リスクや安全なツールの選び方・おすすめツールも紹介
新型コロナウイルスの流行を契機にテレワークが急速に普及し、場所を問わない働き方が一般的となりました。
一方で、テレワーク環境を標的としたサイバー攻撃は増加傾向にあり、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威2024」でも、テレワーク関連の脅威が上位にランクインしています。

ビジネスチャットは円滑な社内コミュニケーションを実現する便利なツールですが、同時に重要な攻撃対象となり得るため、万全な対策が欠かせません。
本記事では、ビジネスチャット利用時に潜むリスクや具体的な事故例を整理し、ツール選びの際に注目すべきセキュリティ機能や安全な運用方法について詳しく解説します。

【目次】

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ビジネスチャットは安全?セキュリティ対策が必要な理由

ビジネスチャットは安全?セキュリティ対策が必要な理由

ビジネスチャットは、社内外の機密情報をやり取りすることを前提として設計されているため、一般的なメールと比較して高いセキュリティ水準を誇っています。
通信の暗号化や2段階認証などの機能が標準で備わっていることが多く、サイバー攻撃を受けにくいのが特徴です。
そのため、より安全な情報共有の手段として導入する企業が増えています。

一方で、ツールの利便性が高いからこそ、適切な対策を怠ると重大なトラブルを招く恐れがあります。
アカウント情報の管理不足による不正アクセスや、従業員の誤操作による情報漏えいなど、システム自体は安全でも運用面にリスクが潜んでいます。
ビジネスを円滑に進めるためには、ツールの機能を過信せず、企業側でルールを整備し、セキュリティレベルを維持し続ける姿勢が求められます。

関連記事:ビジネスチャットとは?主な機能やメリット・デメリット、導入事例を解説

関連記事:情報が埋もれない!見落とさない!チャットの見逃し・情報の混在を防ぐチャットを徹底解説

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスク

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスク

はじめに、ビジネスチャットに潜むセキュリティリスクを、以下の4点から解説します。

  • アカウントの乗っ取りやなりすまし
  • マルウェアによる端末感染
  • 機密情報の送信による情報漏えい
  • シャドーIT

1つずつ見ていきましょう。

アカウントの乗っ取りやなりすまし

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスクの1つ目は、アカウントの乗っ取りやなりすましです。

ビジネスチャットでは、第三者にアカウント情報が漏れたり、パスワードを予測されたりすることで、アカウントの乗っ取りによるなりすましの被害に遭う可能性があります。
アカウントを乗っ取られることで、ビジネスチャットにある添付ファイルなどにもアクセスされてしまう危険性が高まります。

マルウェアによる端末感染

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスクの2つ目は、マルウェアによる端末感染です。

マルウェアとは、ウイルス・ワーム・トロイの木馬・スパイウェアなど、コンピュータに有害な動作を行う意図を持って作成されたソフトウェア・コードの総称です。
メール・Webサイト・外部メモリーの接続・ソフトウェアのダウンロードなどから感染します。
感染すると、デバイスで別の動作をすることでパフォーマンスを落としたり、身に覚えのない挙動が増えたりするという症状が現れます。

機密情報の送信による情報漏えい

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスクの3つ目は、機密情報の送信による情報漏えいです。

これは一種の人的被害といえます。社内の機密情報を誤って、社外の関係者がいるビジネスチャットで誤送信してしまい、情報漏洩してしまった事例があります。
また、社外の相手とのやりとりではビジネスチャットだけではなくファイルの受送信を行うクラウドストレージに起因するセキュリティトラブルが生じる可能性もあります。

関連記事:文書管理のセキュリティを高めるには?5つのトラブルと4つの対策を紹介

シャドーIT

ビジネスチャットに潜むセキュリティリスクの4つ目は、シャドーITです。

シャドーITとは、企業が許可していないデジタル端末やツールを、従業員が個人的な判断で業務に利用することを指します。
これは企業側が利用状況を把握・管理できないため、適切なセキュリティ対策が施されていない場合が多いです。
その結果、情報漏洩やウイルス感染などのセキュリティトラブルを引き起こすリスクが高まります。
企業はシャドーITの危険性を認識し、事前に利用を制限するガイドラインの策定や従業員への周知を徹底することが重要です。

関連記事:個人チャットはビジネス利用に不適!リスクやビジネスチャットを使うべき理由を解説

ビジネスチャットで発生するセキュリティ事故と企業への影響

ビジネスチャットで発生するセキュリティ事故と企業への影響

ビジネスチャットで発生するセキュリティ事故は、企業の社会的信用を失墜させるだけでなく、巨額の賠償責任を負うリスクを孕んでいます。

主な事故例として、アカウントの乗っ取りによる機密情報の流出や、ウイルス感染したファイルの拡散によるシステムダウンが挙げられます。
こうした事態が発生すると、取引先や顧客からの信頼が損なわれ、契約打ち切りなどの実害を招く恐れがあります。

また、法令遵守の観点から行政処分を受ける可能性もあり、事業継続に深刻な打撃を与えかねません。
利便性の裏にあるリスクを正しく認識し、事故を防ぐための体制を整えることが、現代の企業経営において不可欠な要素となっています。

関連記事:テレワークに潜む5つのセキュリティリスクとは?やるべき7つの対策も解説

ビジネスチャットに搭載されている主なセキュリティ機能

ビジネスチャットに搭載されている主なセキュリティ機能

ビジネスチャットの導入は、同時にリスクを背負うことになりますが、そのリスクを回避するための機能はどのような機能でしょうか。
ここでは、ビジネスチャットに搭載されている主なセキュリティ機能を、以下の3点から解説します。

  • 認証・アクセス制御機能
  • データ保護機能
  • 権限管理・監査機能

1つずつ見ていきましょう。

認証・アクセス制御機能

ここでは、認証・アクセス制御機能を、以下の4点から解説します。

  • IPアドレス制限
  • 端末認証
  • 2段階認証
  • 機能制限

1つずつ見ていきましょう。

IPアドレス制限

ビジネスチャットのセキュリティ機能の認証・アクセス制御機能の1つ目は、IPアドレス制限です。

IPアドレス制限は、アクセスする端末のIPアドレスを確認し、あらかじめ許可されたIPアドレスからのアクセスのみを認めるセキュリティ機能です。
これにより、自社ネットワーク以外の場所からのシステムアクセスを拒否でき、なりすましなどの不正アクセス防止に役立ちます。
ただし、テレワークが普及している現代では、自宅や外出先からのアクセスが増えており、アクセス元のIPアドレスが固定されていないケースが多いため、この機能が適さない場合もあります。

端末認証

ビジネスチャットのセキュリティ機能の認証・アクセス制御機能の2つ目は、端末認証です。

端末認証は、管理者が許可した特定のデバイスのみがシステムにアクセスできるようにするセキュリティ機能です。
これにより、パソコンのみからのアクセスを許可したり、スマートフォンからのアクセスも許可したりと、企業の働き方に合わせた柔軟な運用が可能になります。

特に、端末の紛失や盗難が発生した際には、該当端末からの認証を取り消すことで、情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。
例えば、会社のPCを電車に置き忘れてしまった場合でも、速やかに認証を取り消すことで、第三者による不正アクセスを防ぐことが可能です。

2段階認証

ビジネスチャットのセキュリティ機能の認証・アクセス制御機能の3つ目は、2段階認証です。

2段階認証とは、複数ある認証方法のうち本人確認を2つの方法で行う仕組みをいいます。
たとえば、ログイン画面でIDとパスワードを入力したのち、メールに通知された認証コードを入力するなどの方法があります。 万が一、アカウントが乗っ取られたとしても不正アクセスの予防に効果的です。

機能制限

ビジネスチャットのセキュリティ機能の認証・アクセス制御機能の4つ目は、機能制限です。

ビジネスチャットには、管理者で情報漏えいを防止するための機能が搭載されています。
たとえばIPアドレスに制限をかけることで自社以外のアクセスができないようにしたり、社内においても登録端末以外からのアクセスができないようにしたりします。
また、ファイルの送受信もできないように設定することができます。

データ保護機能

ここでは、データ保護機能を、以下の3点から解説します。

  • 通信データの暗号化
  • データのバックアップ
  • メッセージ・ファイルの削除

1つずつ見ていきましょう。

通信データの暗号化

ビジネスチャットのセキュリティ機能のデータ保護機能の1つ目は、通信データの暗号化です。

ビジネスチャットでは、SSL・TLSなどの方法で通信データが暗号化されます。
データは第三者にとっては、意味のなさない文字列に変換されるため、第三者がデータの盗み見をすることができなくなるため、ハッキング対策として有効です。

データのバックアップ

ビジネスチャットのセキュリティ機能のデータ保護機能の2つ目は、データのバックアップです。

クラウド環境やオンプレミスのサーバーにデータを保存しておくことで、万が一のデータ消失に備えることができます。
サイバー攻撃や自然災害、従業員の誤操作などによってデータが失われた場合でも、迅速な復旧が可能になります。
重要な情報資産を安全に保護し、業務の停止を防ぐ上で非常に重要な機能です。 インシデント発生時の原因究明にも役立つため、ツール選定の際は確認しておくことをおすすめします。

メッセージ・ファイルの削除

ビジネスチャットのセキュリティ機能のデータ保護機能の3つ目は、メッセージ・ファイルの削除です。

ビジネスチャットでは、メールでのやりとりとは異なり、送信後の取り消しが可能です。そのため、誤ってファイルを送信した場合であってもファイルを削除できます。
ただし気づくのが遅れるとダウンロードされてしまう可能性もあり、注意が必要です。

権限管理・監査機能

ここでは、権限管理・監査機能を、以下の2点から解説します。

  • メンバー管理
  • ログ保存機能

1つずつ見ていきましょう。

メンバー管理

ビジネスチャットのセキュリティ機能の権限管理・監査機能の1つ目は、メンバー管理です。

ビジネスチャットでは、管理者に指定されている従業員のみに、メンバーの追加・削除の権限を付与することができます。
そのため、管理者が許可することなくメンバーを追加したり削除したりする運用を防ぐことができます。アクセス権限は定期的に見直し、必要最低限の権限のみを付与することが大切です。

関連記事:ビジネスチャットを社外とのやり取りに活用するためのメリットとポイント!おすすめツール7選も紹介!!

関連記事:社外との情報共有におすすめのツール6選!共有時の注意点やコツも解説

ログ保存機能

ビジネスチャットのセキュリティ機能の権限管理・監査機能の2つ目は、ログ保存機能です。

システム上のあらゆる操作ログをサーバーに保存し、管理者が閲覧できる機能です。
これにより、万が一不正アクセスが発生した場合でも、漏洩したデータや日時を特定できるため、迅速な原因究明や事後対応に役立ちます。

また、ログを活用することで、誤操作などの人的ミスに対する対策を講じることが可能です。さらに、ログ機能の存在を従業員に周知することで、情報漏洩の抑止力としても機能します。


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ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策

ここでは、ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策について、以下の6点から解説します。

  • アカウントと認証情報を適切に管理する
  • 2段階認証を設定する
  • アクセス権限とメンバーを定期的に見直す
  • 社内の利用ルールを整備する
  • 従業員へのセキュリティ教育を実施する
  • 端末やアプリを最新の状態に保つ

1つずつ見ていきましょう。

アカウントと認証情報を適切に管理する

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の1つ目は、アカウントと認証情報を適切に管理することです。

従業員一人ひとりが強固なIDとパスワードを設定することは、セキュリティの土台となります。
パスワードは一般的に10文字から12文字以上の長さを確保し、大文字、小文字、数字、記号を複雑に組み合わせることが推奨されます。
推測されにくい文字列にすることで、第三者によるアカウントの乗っ取りやなりすまし、総当たり攻撃といった不正アクセスのリスクを抑えることが可能です。

また、複数のサービスで同じパスワードを使い回さないよう徹底することも重要です。万が一、他のサービスから情報が流出した場合でも、ビジネスチャットへの二次被害を防ぐことにつながります。
管理者は適切なパスワードポリシーを定め、定期的な注意喚起を行いましょう。

2段階認証を設定する

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の2つ目は、2段階認証を設定することです。

ビジネスチャットのセキュリティを強固にするためには、二段階認証の導入が極めて有効です。

IDやパスワードによる認証に加え、スマートフォンの認証アプリやSMSで届くコード入力を必須にすることで、万が一パスワードが流出した際も第三者の不正アクセスを未然に防ぎます。
多くのビジネスチャットツールでは標準機能として提供されているため、管理者は全ユーザーに対して設定を義務付けることが望ましいです。

また、設定を有効にするだけでなく、従業員が確実に設定を完了しているか定期的に確認することも重要です。
この一手間を加えるだけで、アカウント乗っ取りのリスクを大幅に抑え、組織全体の安全性を高めることにつながります。

アクセス権限とメンバーを定期的に見直す

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の3つ目は、アクセス権限とメンバーを定期的に見直すことです。

システム導入時だけでなく、メンテナンスやアップデートが行われた際にも、設定が適切に維持されているか必ず確認してください。
特に人事異動や退職などで担当者が変更になった場合は、迅速な設定変更が求められます。

適切な管理を怠ると、業務に関係のない従業員が機密情報や個人情報にアクセスできてしまい、不正な持ち出しや誤操作による流出を招くリスクが高まります。
情報漏洩を未然に防ぐためにも、常に現状を把握し、各ユーザーに必要最低限の権限のみが付与されている状態を保つ体制を整えることが重要です。

関連記事:グループチャットとは?メリットとおすすめツール4選

社内の利用ルールを整備する

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の4つ目は、社内の利用ルールを整備することです。

情報漏えいの要因は多岐にわたりますが、メッセージの誤送信やデバイスの紛失、離席時のPC放置といった人為的ミスが大きな割合を占めています。
そのため、従業員のセキュリティリテラシーがツールの安全性に直結します。
具体的なルールとしては、機密情報の取り扱い基準や、私用デバイスの業務利用禁止、公共のフリーWi-Fiへの接続制限などを明確に定めます。

こうした指針を策定し、全従業員へ周知を徹底することで、人的なミスによるリスクを最小限に抑えることが可能です。
運用ルールの整備は、組織全体の防衛力を高めるための重要な土台となります。

関連記事:社内向けチャットのルール7選と避けるべきNG行為を徹底解説

従業員へのセキュリティ教育を実施する

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の5つ目は、従業員へのセキュリティ教育を実施することです。

社外のフリーWi-Fi利用禁止や、添付ファイルを事前にスキャンするといった具体的なガイドラインを策定し、周知を徹底しましょう。
また、スマートフォンを屋外で利用する際は、通知画面からの情報漏洩に注意が必要です。ロック画面にメッセージ本文が表示されないよう設定するなど、細かい運用ルールの定着を図ります。

単にルールを提示するのではなく、なぜその対策が必要なのかという背景やリスクを併せて教育することで、従業員一人ひとりの防犯意識が高まり、より強固なセキュリティ体制を築けます。

端末やアプリを最新の状態に保つ

ビジネスチャットを安全に運用するために企業が行うセキュリティ対策の6つ目は、端末やアプリを最新の状態に保つことです。

自社で取り組むべき対策として、パソコンやスマートフォンなどのOS、およびビジネスチャットアプリの定期的なアップデートが挙げられます。
システムやソフトウェアのバージョンが古いままでは、既知の脆弱性を突いたサイバー攻撃の標的になりやすくなります。
新たな脅威から端末やデータを守るためには、常に最新の状態を保つことが求められます。

また、ウイルス対策ソフトを導入している場合も同様に、定期的な更新を徹底することが重要です。 従業員一人ひとりがアップデートの重要性を理解し、速やかに適用する社内体制を整えましょう。

セキュリティ対策が万全なビジネスチャットを選ぶポイント

セキュリティ対策が万全なビジネスチャットを選ぶポイント

ここでは、セキュリティ対策が万全なビジネスチャットを選ぶポイントを、以下の3点から解説します。

  • 第三者認証やサービス提供会社の管理体制
  • 必要なセキュリティ機能が備わっているか
  • 自社の利用環境や運用ルールに適しているか

1つずつ見ていきましょう。

第三者認証やサービス提供会社の管理体制

ビジネスチャットで心配なセキュリティ事故を防ぐためのポイントの1つ目は、第三者認証やサービス提供会社の管理体制です。

ビジネスチャットを選定する際は、サービス提供会社が客観的なセキュリティ基準を満たしているかを確認することが重要です。
具体的には、ISMS認証(ISO27001)やプライバシーマークといった第三者認証を取得しているかどうかが、信頼性を判断する指標となります。
こうした認証を得ている企業は、情報の機密性や完全性を維持するための厳格な管理体制を構築していることが証明されています。

また、定期的なセキュリティ診断や外部監査を実施しているベンダーであれば、脆弱性への対応も迅速に期待できるでしょう。
自社の重要なデータや顧客情報を預ける基盤として、運用体制の透明性が高く、安全性が公に認められたツールを選ぶことが、将来的なリスク回避につながります。

関連記事:国産ビジネスチャットおすすめ8選を徹底比較!失敗しない選び方と海外ツールとの違いを解説

必要なセキュリティ機能が備わっているか

ビジネスチャットで心配なセキュリティ事故を防ぐためのポイントの2つ目は、必要なセキュリティ機能が備わっているかです。

通信の暗号化や2段階認証といった基本機能に加え、社外からのアクセスを制御するIPアドレス制限や、許可したデバイスのみ接続を認める端末認証などが備わっているかが重要な判断基準です。
また、管理者が従業員の操作履歴を確認できるログ保存機能や、ファイル送信の権限管理ができるツールであれば、内部不正や誤操作による情報漏洩を未然に防ぎやすくなります。

多角的な視点で機能を比較し、自社の運用体制に不可欠な対策が標準装備、あるいはオプションで提供されているかを見極めることが肝要です。

自社の利用環境や運用ルールに適しているか

ビジネスチャットで心配なセキュリティ事故を防ぐためのポイントの3つ目は、自社の利用環境や運用ルールに適しているかです。

どれほど強固なセキュリティ機能を備えていても、操作が複雑で使いにくいツールでは、ITに不慣れな従業員の心理的ハードルが高まります。
その結果、使い慣れた個人用のチャットツールを業務に無断で流用する「シャドーIT」を誘発しかねません。

シャドーITは企業の管理が及ばないため、情報漏えいやウイルス感染のリスクを飛躍的に高める要因となります。
導入を検討する際は、自社のリテラシーに合わせて直感的に操作できるか、また既存の業務フローやデバイス環境と親和性が高いかを慎重に判断することが、安全な運用を継続するための重要な鍵となります。

関連記事:ビジネスチャットの運用ルールとは?社内で決めるべきルール8選と運用成功のポイントを解説!

セキュリティ対策に優れたビジネスチャット8選を紹介

ここでは、セキュリティ対策が万全なビジネスチャット8選を紹介します。

1つずつ見ていきましょう。

CrewWorks

CrewWorks

CrewWorks(クルーワークス)は、ビジネスチャット、タスク管理、プロジェクト管理、Web会議などを備えたビジネスコミュニケーションツールです。信頼性の高いAWSデータセンターを利用し、厳格なデータ管理、SSL通信暗号化、2要素認証によりセキュリティリスクの軽減を実現しています。また、プライバシーマークとISMS認証に基づく厳格なセキュリティ基準でサービスが提供されています。

CrewWorksの特長

  1. すべての情報(プロジェクト・タスク・ファイルなど)にチャットルームが常設
  2. 外部ユーザー招待は無料
  3. 最大50ユーザーまでずっと無料で利用できるフリープランあり

詳細はこちら: https://crewworks.net/

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Chatwork

Chatwork

Chatworkは、「中小企業向けのビジネスチャット」というキャッチでありながら、多数の大手企業への導入が進んでいるビジネスチャットです。サーバーとの通信がすべて暗号化されており、国際的なセキュリティ規格を取得していることからセキュリティへの取り組みの信頼が厚いツールといえます。また、第三者機関によるセキュリティ監査もおこなっており細部まで安全管理が行き届いているといえます。

Chatworkの特長

  1. 国内利用者数No.1を誇っている
  2. 導入企業は97万社を突破している
  3. 制限はあるが無料で利用できるプランがある

詳細はこちら: https://go.chatwork.com/ja/

 

Talknote

Talknote

Talknoteは、「組織のチカラを最大化する」ための情報共有プラットフォームです。日々の業務の中で流れてしまいがちな重要な情報を資産として共有することができます。アクセス制限により、より高いセキュリティ環境での利用が可能です。充実した専任のサポート体制により、自社に合った運用方法を提案してくれます。

Talknoteの特長

  1. ノート機能により効率的な情報共有が可能
  2. 飲食・小売・製造業などさまざまな業界1,100社以上が導入
  3. 14日間無料でのトライアルが可能

詳細はこちら: https://talknote.com/

 

Slack

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Slackは、人それぞれ必要とする情報につながることができるコミュニケーションツールです。「チャンネル」機能を使うと、カテゴリを細かく分類できるため、タスクごとの会話を集約できます。テキストでのコミュニケーションだけでなく、音声通話・動画・ファイル送受信にも対応しているため、最適な方法で柔軟なコミュニケーションが可能です。セキュリティにおいては、ISO27001(ISMS)を取得しているため、レベルの高いセキュリティが期待できます。

Slackの特長

  1. 世界的な大企業で活用されている
  2. GoogleのログインIDで利用できる
  3. 機能の制限はあるが無料で利用できる

詳細はこちら: https://slack.com/intl/ja-jp/

 

TENWA

TENWA

TENWAは、クラウド・オンプレミスどちらも対応可能なビジネスチャットです。チャット機能のほか、ファイルの一元管理など、さまざまなシーンで活用できます。セキュリティ機能を強化しており、第三者機関によるセキュリティ診断をはじめ、暗号化・侵入検知システム・Webアプリケーションファイアウォールを標準搭載しています。

TENWAの特長

  1. セキュアな環境でのコミュニケーションが可能
  2. スマートフォン・タブレットなどのマルチデバイスに対応している
  3. 30日間無料でのトライアルが可能

詳細はこちら: https://www.tento.camp/tenwa/

 

InCircle

InCircle

InCircleは、日本企業向けに最適化されているビジネスチャットツールです。APIには、政府が採用している高度なセキュリティ技術を搭載し、社員同士・社員とすでに導入済みのICTシステムとを、シームレスにつなげます。自社だけではなく、関連会社のすべての環境で安全かつ円滑なコミュニケーションを実現できます。

InCircleの特長

  1. 警察の業務で培ったセキュリティノウハウを搭載している
  2. オンプレミスにも対応可能
  3. 無料トライアルあり

詳細はこちら: https://ksj.co.jp/incircle/

 

ChatLuck

ChatLuck

ChatLuckは、大規模・オンプレミス環境に対応可能なセキュリティに特化したビジネスチャットです。社内外問わずすべてのユーザーを自社で管理できます。また、アクセス権限・ネットワークポリシーの設定・端末認証などでセキュリティリスクを最小限に抑えます。また、SAML認証を用いて安全なシングルサインオン連携を実現します。

ChatLuckの特長

  1. クラウド・オンプレミスのどちらも対応可能
  2. 政令市・金融・大手製造・鉄道各社での導入実績がある
  3. 30日間無料でのトライアルが可能

詳細はこちら: https://www.chatluck.com/

 

WowTalk

 

WowTalk

WowTalkは、非常にシンプルな操作性で、初めての利用であっても年齢層を問わずすぐに利用可能なビジネスチャット・社内SNSです。PCだけでなくスマートフォン・タブレットなどマルチデバイスに対応しています。管理者による一元管理が可能で、IP&端末制限・監視ログの取得などの機能によりクローズ環境でのやり取りが実現できます。

WowTalkの特長

  1. トーク・タイムライン・ビデオ通話機能のほか、タスク管理が可能
  2. 日・中・英の3ヵ国語に対応している
  3. 2週間無料でのトライアルが可能

詳細はこちら: https://www.wowtalk.jp/

 

関連記事:情報が埋もれない!見落とさない!チャットの見逃し・情報の混在を防ぐチャットを徹底解説


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ビジネスチャットのセキュリティに関するよくある質問

ここでは、ビジネスチャットのセキュリティに関するよくある質問を、以下の4点から解説します。

  • ビジネスチャットはメールより安全ですか?
  • 無料のビジネスチャットでも安全に利用できますか?
  • ビジネスチャットで機密情報を共有しても問題ありませんか?
  • スマートフォンでビジネスチャットを利用する際の注意点は何ですか?

1つずつ見ていきましょう。

ビジネスチャットはメールより安全ですか?

ビジネスチャットは、メールと比較して安全性が高いと言えます。
通信の暗号化や二段階認証が標準搭載されているほか、招待されたユーザーのみが閲覧できるクローズドな環境のため、なりすましや誤送信のリスクを低減できるからです。

また、送信後でもメッセージやファイルの削除・修正ができる点も、メールにはない強みです。
管理者がログを監視し、不正なアクセスや操作を迅速に検知できる機能も備わっているため、組織として一元的な安全管理が可能です。

関連記事:ビジネスチャットとメールの違いは?使い分けのポイントやメリット・デメリットも解説

無料のビジネスチャットでも安全に利用できますか?

無料版でも通信の暗号化などの基本機能は備わっており、一定の安全性は確保されています。
しかし、ログの保存期間や管理機能に制限があるため、事故発生時の原因究明が困難になるリスクを伴います。

機密情報を扱う場合は、高度なアクセス制限や端末認証が可能な有料プランの検討を推奨します。自社のセキュリティ基準に照らし、許容できる範囲を慎重に見極めることが重要です。

関連記事:無料で使えるビジネスチャットツール9選を比較!選び方も解説

ビジネスチャットで機密情報を共有しても問題ありませんか?

適切なセキュリティ対策が講じられているツールであれば、機密情報の共有は可能です。
ビジネスチャットは通信の暗号化やアクセス制限などの高度な保護機能を備えており、メールよりも安全にデータをやり取りできます。

ただし、ツールの機能を過信せず、社内で取り扱いルールを明確に定めることが重要です。
誤送信による漏洩を防ぐため、宛先の確認を徹底し、必要最小限のメンバーのみが閲覧できる環境で共有するように運用してください。

スマートフォンでビジネスチャットを利用する際の注意点は何ですか?

端末の紛失や盗難による情報漏えいに加え、公共のフリーWi-Fi利用による通信の傍受に注意が必要です。
また、ロック画面の通知からメッセージ内容が第三者の目に触れるリスクもあります。
対策として、端末認証や遠隔操作によるデータ消去機能を活用し、通知設定で本文を表示させないよう徹底することが重要です。

まとめ

まとめ

ビジネスチャットは、円滑な情報共有に欠かせないツールですが、常にセキュリティリスクと隣り合わせであることを忘れてはいけません。

近年は攻撃の手口が巧妙化しており、利便性だけを追求するのではなく、企業の機密情報を守り抜くための強固な防衛策が求められています。
安全な運用を実現するためには、ツールの持つセキュリティ機能を正しく理解し、自社の運用ルールや利用環境に最適なサービスを選定することが重要です。
従業員一人ひとりの意識向上を図りつつ、適切な管理体制を構築しましょう。

本記事で紹介した選び方のポイントやおすすめのツールを比較し、セキュアなコミュニケーション環境の構築に役立ててください。

おすすめのビジネスチャットツール「CrewWorks」

CrewWorks

CrewWorks(クルーワークス)は、ビジネスチャット、タスク管理、プロジェクト管理、Web会議などを備えたビジネスコミュニケーションツールです。

CrewWorks-情報の一元管理

信頼性の高いAWSデータセンターを利用し、厳格なデータ管理、SSL通信暗号化、2要素認証によりセキュリティリスクの軽減を実現しています。また、プライバシーマークとISMS認証に基づく厳格なセキュリティ基準でサービスが提供されています。

CrewWorksの特長

  1. すべての情報(プロジェクト・タスク・ファイルなど)にチャットルームが常設
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吉田 智弘
監修者
吉田 智弘
テクノ・マインド株式会社 サービス事業推進本部 DXサービス部 統括マネージャー。サーバーインフラエンジニアを経て、クラウドサービスのセールスや自社サービスの企画・マーケティング・セールスサポートに従事。現場での導入・運用支援の経験をもとに、ビジネスチャットやタスク管理などのコミュニケーションツール領域を中心に情報発信を行っている。
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