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なぜ社内SNSは盛り上がらないのか?状況・原因・対処方法を詳しく解説
なぜ社内SNSは盛り上がらないのか?状況・原因・対処方法を詳しく解説
社内SNSを導入しても投稿数が少なかったり、投稿する人が一部の従業員だったりと、なかなか盛り上がらなくて頭を抱えている担当者の方も少なくないと思います。社内SNSはプライベートで使うSNSとは違い、成功するためにはルール設定や管理者設定、適切なサポートを実施する必要があります。

そこで今回は、社内SNSが盛り上がらない状況と原因・対処方法を解説します。

【目次】

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社内SNSが盛り上がらない状況

社内SNSが盛り上がらない状況

社内SNSが盛り上がらない状況を、以下3点から解説します。

  • 投稿数が少ない
  • 投稿する人が限られている
  • 有益な情報が投稿されない

1つずつ見ていきましょう。

投稿数が少ない

社内SNSが盛り上がらない状況の1つ目は、投稿数が少ないことです。

社内SNSに投稿が少ないと、従業員は新たな情報や知識を得る機会が減り、社内SNSを活用するモチベーションが下がってしまいます。従業員同士の会話・議論も生じにくくなるでしょう。全従業員が自身の考えや質問事項などを気軽に社内SNSに投稿できなければ、組織やチームの社内コミュニケーションが活発化しなくなり、新たなアイデアも生まれにくくなります。

投稿数が少ないことは、社内SNSが盛り上がらない状況となるため、投稿数を増やすなどの対策が必要です。

投稿する人が限られている

社内SNSが盛り上がらない状況の2つ目は、投稿する人が限られていることです。

経営者・役員や上司など管理職だけ、あるいは特定の部署や社員など限定されたメンバーだけが投稿を行い、それ以外の人々がほとんど投稿をしないと、多様な視点や意見が見られず、全従業員のコミュニケーションの活性化を期待できません。一部の従業員からしか情報発信されないと、他のメンバーは自分の意見・情報を投稿する意欲を失う可能性もあります。

このような状況の場合、全従業員が社内SNSで積極的に情報を共有したり、自身が抱えている知識を投稿するなどの対策が必要です。

有益な情報が投稿されない

社内SNSが盛り上がらない状況の3つ目は、有益な情報が投稿されないことです。

たとえば、仕事や業務に関連する重要な情報が共有されず、プライベートな内容ばかりが投稿されると、従業員はSNSをビジネスツールとして利用するメリットが見いだせません。そのため、仕事や業務に直結する有益な情報が少ない場合、従業員の関心は薄れ、利用頻度が減少してしまうでしょう。

このような状況の場合、ルール設定で、投稿すべき内容とそうでない内容を明確にわけ周知・説明することが、社内SNSの活性化にとって重要な要素となります。

社内SNSが盛り上がらない主な原因

社内SNSが盛り上がらない主な原因

社内SNSが盛り上がらない主な原因を、以下4点から解説します。

  • 使い方を知らない
  • 管理者がいない
  • 自由度がない
  • 情報共有ツールが他にある

1つずつ見ていきましょう。

使い方を知らない

社内SNSが盛り上がらない主な原因の1つ目は、使い方を知らないことです。

社内SNSにルールが設定されていないと、従業員は何を投稿してよいのか、どのようなコメントを書いてよいのか、またどのようなリアクションを行えばよいのか不明確となり、投稿をためらう原因となってしまいます。投稿すべき内容がわからない場合、従業員は自分の投稿が適切かどうか不安に感じ失敗を恐れ、結果として投稿を控える傾向があるでしょう。

問題を解決するためには、使用ルールの設定や投稿ガイドラインの明確化が必要です。これにより、従業員は何を投稿すればよいのか、どのようにSNSを利用すればよいのかを理解でき、自信を持って投稿できるようになります。

管理者がいない

社内SNSが盛り上がらない主な原因の2つ目は、管理者がいないことです。

管理者は、従業員間で適切なコミュニケーションが行われているかを把握する必要があります。社内SNSに投稿するトピックの提供やディスカッションを促進することもあり、意図して活発な議論を生み出す環境をつくる役割も果たすのです。管理者がいないと、これらの重要な業務が適切に行われず、結果として社内SNSの活性化を阻害される可能性があるでしょう。

社内SNSで問題が発生したときには、管理者が介入して解決することが求められます。たとえば、不適切な投稿や、ユーザー間のトラブルが発生したときには、管理者が適切な対応を行うことでユーザー同士の関係性を良好にし、コミュニティ全体の安全と秩序を保てるでしょう。管理者がいなければ、不適切な内容も残ったままですし、ユーザー間のトラブルも解決しにくくなります。

自由度がない

社内SNSが盛り上がらない主な原因の3つ目は、自由度がないことです。

社内SNSの秩序を保つためにもルール設定は重要ですが、その一方で、作成されたルールが細かすぎると、従業員は自分の意見を自由に発信しづらくなるでしょう。自由な発言が制約されると、新たなアイデア・意見の投稿が減少し、社内SNSの活性化が阻害されます。細かなルールは従業員にとってストレスとなり、SNSへの参加意欲を減退させる可能性もあるでしょう。

社内SNSにルールは必要ですが、それが従業員の自由度を奪わないようなバランスが重要です。

情報共有ツールが他にある

社内SNSが盛り上がらない主な原因の4つ目は、情報共有ツールが他にあることです。

既に、同じような機能を持つツールが複数導入されていた場合、それぞれのツールの目的や役割が不明確となってしまいます。例えば、ビジネスチャットやWeb社内報、メールなどの既存のツール間で情報が蓄積されず分散されると、従業員にとって使い勝手が悪くなってしまうでしょう。また、ツールごとに使い方や操作感が異なると、新しいツールへの抵抗感が増す可能性もあります。

これらの問題を解決するためには、導入前にどのようなツールが入っているか、各ツールの特性と使用目的を明確にすることです。社内SNSを導入するときは、適切に連携させることも大切です。

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社内SNSが盛り上がらないときの対処方法

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法を、以下4点から解説します。

  • 目的の明確化
  • 活用シーンの明確化
  • ルールの設定
  • 管理者の設定

1つずつ見ていきましょう。

目的の明確化

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法の1つ目は、目的の明確化です。

たとえば、その目的がコミュニケーションの円滑化なら、社内SNSの投稿内容として日常の意見交換や質問、アイデアの提案などが求められるでしょう。スピーディーな情報共有が目的であれば、業務に関連する新たな情報や変更事項などを迅速に共有することが重視されます。

目的を明確化し社内に浸透させることで、全員が理解でき、それぞれが目的に沿った行動をとることが可能となります。導入後も目的から外れていないか管理者などがチェックし改善することで、社内SNSをより効果的に活用でき、存在価値も高まるでしょう。

導入目的を明確にして従業員に伝えること、運用後も定期的に確認することは、社内SNSを盛り上げるためにも大切です。

活用シーンの明確化

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法の2つ目は、活用シーンの明確化です。

たとえば、プロジェクトの進行状況をスムーズに共有するため、新たなアイデアを広めるため、質問を投げかけることが重要です。社内SNSの具体的な活用シーンを明示することで、従業員は社内SNSを活用する際の方向性を理解しやすくなります。

また、この活用シーンを定期的に周知することで、従業員が社内SNSの利用を習慣化し、日常業務に組み込まれるようになります。社内SNSが盛り上がらない時は、活用シーンを改めて明確にしましょう。

ルールの設定

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法の3つ目は、ルールの設定です。

社内SNSに適切な使用を促すためには、必要最小限のルールを策定することが大切です。たとえば投稿ルールとして、投稿可能時間を決め、何を投稿すべきか、何を避けるべきか、投稿の形式や言葉遣いなどを決めていきます。

また、自社の情報管理と従業員のプライバシーを保護するために機密情報に関するルールを設定することも大切です。そして、ルールを設定すると同時に従業員に社内SNSを活用する前に、何を公開してよいのか、何を公開すべきでないのかを明確に理解させる必要があります。そのようにすることで、従業員はどのようなときに社内SNSを活用すべきかを理解でき、安全なコミュニケーションの場として利用できます。

管理者の設定

社内SNSが盛り上がらないときの対処方法の4つ目は、管理者の設定です。

管理者は社内SNSの利用を促進し、コミュニケーションを活性化するための役割も担います。社内SNSが盛り上がらないときは、管理者が定期的に情報を更新したり、テーマを設けて質問したりしましょう。従業員の参加を促し、社内SNSの活動活発化につながるでしょう。

まとめ

まとめ

今回は、社内SNSが盛り上がらない状況・原因・対処方法を解説しました。社内SNSが盛り上がらない状況は、投稿数の少なさ・投稿者の偏り・有益な情報の不足などが主な原因として挙げられます。また、既に導入されている他のツールとの使い分けの難しさが問題となることもあります。対策としては、まず社内SNSの目的を明確にすることが重要です。具体的な活用シーンを明示し、それを定期的にアナウンスしましょう。

投稿ルールや機密情報に関するルールなどを設定することや、ルールは細かすぎずに必要最小限に留めることも大切です。社内SNSが盛り上がらないと悩んでいる担当者は、本記事での対策を参考に取り組んでみてください。

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この資料はビジネスコミュニケーションツールの導入状況はもちろん、ツール利用者の不満点や課題といった生の声を確認できることで、ツール選定時に注意すべきポイントを発見できる資料となっています。
これから導入を検討される方はもちろん、導入後、ツール定着率が上がらないなど運用にお困りの方も必見の資料です。

 

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